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尿酸と高尿酸血症
尿酸の一般的な数値は女性よりも男性の方が高いのですが(痛風と女性参照)、その理由として女性ホルモンの影響が考えられます。男性の一般的な尿酸値は平均で3.5〜7.0mg/dl、女性の一般的な尿酸値は2.4〜5.8mg/dlといわれています。
(この尿酸値は血液1dl中にどれ位の尿酸が含まれているかを示す数値です。)
尿酸は7.0mg/dlを越えると血液中に溶けることなく、結晶となってしまいます。また、この数値(7.0mg/dl)を越えると高尿酸血症と診断されます。
尿酸プールって何?
私達の体には尿酸が一定量、蓄積されています。この蓄積されている尿酸を尿酸プールと呼びます。尿酸プールにはおそよ1200mgの尿酸が蓄積されていますが(男性の場合)、この尿酸プールから尿酸があふれ出すと問題が起きてくる・・・という仕組みです。
尿酸値が上昇する3つのタイプとは
尿酸プールから尿酸があふれ出すと問題がおきます。この状態を高尿酸血症とよびますが、高尿酸血症には3つのタイプがあります。
1.尿酸過剰産生型
尿酸過剰産生型はその名前の通りですが、尿酸が過剰に作り出されるために排出が間に合わなくなるタイプです。
2.尿酸排泄低下型
このタイプでは尿酸をつくり出す機能は正常に動いていても、腎臓からの尿酸排泄が減っている場合(何かしらの問題を腎臓に抱えている場合など)も問題が起きます。この尿酸排泄低下型が日本人には一番多いとされています。
3.混合型
混合型は上記2つのタイプが合わさったものです。