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痛風の治療薬のタイプ
痛風の治療薬には主に3つのタイプがあります。
1.痛風の発作を予防する薬
痛風になるまえに薬で抑制するためのもので、コルヒチンと呼ばれる薬が使われます。痛風になる予感のようなものがしたら服用する薬です。
この薬はユリ科のイヌサフランという植物の種子や球根からとったもので、昔から痛風の薬として使われていたといいます。
2.痛風発作を抑える薬
痛風の痛みを抑える薬で、ジクロフェエナック、ナプロキセン、インドメタシンなどがこれに該当します。この薬は副作用などに注意する必要があります。
3.尿酸をコントロールする薬
尿酸をコントロールする薬は患者のタイプによって2つに分かれます。
1つは尿酸排泄剤と呼ばれるもので尿酸の排泄を促進させるものです。尿酸排泄低下型(尿酸をつくり出す機能は正常に動いていても、腎臓からの尿酸排泄が減っている場合(何かしらの問題を腎臓に抱えている場合など)も問題が起きます。この尿酸排泄低下型が日本人には一番多いとされています。)に使われます。
2つ目は阻害剤(尿酸生成抑制剤)といって、尿酸が作り出される量を抑制する薬です。この薬は尿酸過剰産生型(尿酸が過剰に作り出されるために排出が間に合わなくなるタイプ)に対して使われます。